プレート式熱交換機のメンテナンスの方法には大きく分けて、「現地洗浄・ガスケット交換」「リコンディショニング」「プレート入替(型式によりエクスチェンジ)」の3つがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、熱交換器本体の状態や、お客様の使用状況に合わせた最適なメンテナンス方法をご提案します。但し、比較についてはあくまでも目安になりますので、詳しくは弊社までお問い合わせください。

メンテナンス方法の比較

現地洗浄・ガスケット交換リコンディショニングプレート入替(型式によりエクスチェンジ)
コスト
工期
熱交換率回復度合い

現地洗浄・ガスケット交換

現地にて熱交換器本体を確認し、漏れやプレートの損傷がなく、プレート洗浄スペースが確保できる場合、現場で洗浄とガスケット交換を行います。熱交換器をあまり長い間休止できない場合にはこの方法が最適です。但し、プレートの損傷具合は現場では判別できないことがありますので、長期間プレートのメンテナンスされていない場合は他の方法がお薦めです。

①開放

最初に、プレートを取外すために必要な部分を開放します。プレートを締め付けているナットやボルトを取外す作業です。

②ガスケット剥離

次に、古いガスケットを取外します。取外す際には、ガスケットが残らないようきれいに剝がします。

③高圧洗浄

ガスケットを剥がしたプレートを高圧洗浄機で水洗いします。これによりプレートに付着した水あかや堆積物を除去し、流体の流れをスムーズにします。

④新ガスケット取り付け

高圧洗浄が完了した後、新しいガスケットを取り付けます。熱効率を損なわないための大切な作業です。

⑤組み込み

ガスケットを取り付け終わったプレートを熱交換器本体に組み込みます。再度、ナットやボルトを熱交換器本体に固定します。

⑥外観目視点検

プレートを組み込み後、熱交換器本体全体を目視点検します。ガスケットはきちんと取付けられているか、プレートの組み方は正しいか等点検します。

⑦実運転確認

最後に、熱交換器を実運転し、異常がないかを確認します。漏れがないか、圧力や温度は正常かなど確認し、施工完了となります。

リコンディショニング

プレートを工場に持ち帰り、薬品洗浄することでプレート全体を新品同様にする作業です。また、作業内容によりプレート自体に損傷があるかないかの判別が可能となっており、熱交換率を維持するための目安となります。プレート枚数や型式にもよりますが、工場での作業期間は2週間から4週間ほどになります。弊社では、アルファ・ラバル製はじめ、日阪製作所製、ベルテクノ製など様々なメーカーのプレート式熱交換器に対応しておりますので、一度お問合せください。

①入荷チェック

工場に入荷されたプレートに損傷や異常がないか確認します。

②ガスケット剥離

プレートに取付けられているガスケットを剥がし、整備の準備をします。

③薬液洗浄

プレートを専用の薬液で洗浄します。現地の水洗浄では落としきれないハードスケールも除去できます。

④ジェット洗浄

高圧洗浄機で洗浄液残留物や細かな汚れを除去し、プレートをさらにきれいにします。

⑤カラーチェック(※オプション)

ご希望に応じてプレート表面に専用インクを塗布し、プレート自体に損傷部があるかどうか判別します。これによりプレートにできた小さな損傷部も目視できます。

⑥ガスケット取付

新しいガスケットを取り付けます。熱交換率を維持するための大切な作業です。

⑦圧力検査

プレート自体に異常がないか、正常な圧力に昇圧するか検査します。

⑧出荷

最終的な品質チェックをして出荷します。

⑨組み込み

リコンディショニングが完了したプレートを現場へ搬入、組み込みます。

⑩外観目視点検

プレート組み込み後、外観を目視し、異常がないか点検します。

⑪実運転確認

熱交換器を実運転し、異常がないかを確認します。漏れがないか、圧力や温度は正常かなど確認し、施工完了となります。

藤栄冷熱工業株式会社はアルファ・ラバルの正規代理店です。

藤栄冷熱工業株式会社は熱交換器の世界的シェアを誇るアルファ・ラバルの正規代理店であり、リコンディショニングの作業はアルファ・ラバルの工場で行います。

プレート入替(型式によりエクスチェンジ)

プレート自体の汚れや損傷が激しい場合、プレートそのものを一部、又は全てを新しいものに入れ替えます。交換費用はかかりますが、作業日数が短く、設備を長期間止められない場合や、本体導入から10年以上経過していてプレートの劣化が心配な場合に有効です。型式によりメーカー検査済のプレートをご提案することも可能です。

①開放

最初に、プレートを取外すために必要な部分を開放します。プレートを締め付けているナットやボルトを取外し、プレートを取外す作業です。

②プレート搬入

新しいプレートを搬入します。

③プレート入れ替え

古いプレートと新しいプレートを入れ替えます。

④外観目視点検

プレート入れ替え後、プレートが規則通り組み込まれているか、ガスケットがきちんとはめ込まれているか等、異常がないか確認します。

⑤実運転確認

設備を実運転させ、熱交換器に通水させて、漏洩がないか、圧力、温度が正常値か確認した後、施工完了となります。